映画三昧

忍びの国

予想外に良かったです。

原作が良書というのは本当のようですね。

(現代の道徳からしての)畜生が畜生らしく描かれていて、文化の平準化ができない時代の価値観の隔絶が終始はっきりと示されています。

余所者は異人であるというのは世界共通の理ではありますが、ここで言う人でなしが不幸なのかそうでないのかは、それぞれの根付いた価値観に依るところかと思います。

事実、無門は相手の価値観を理解し、初めて苦しみや悲しみを知ります。

結局は忍びの国は瓦解しますが、これが切っ掛けで世に散った忍び(の価値観)が後の世で自分達の子孫に混じり、いつか人ならざる者が跋扈する世界になると武者が言います。

ちゃらちゃらした撮り方を無視して、本筋を見るととても良い話だと思いました。

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