七夕

夜が寝苦しくて

何度も起きてはエアコンをつけて

涼しくなったら止めて

暑くなったらエアコンをつけてを繰り返す

白衣を着た美少女が明方の夢に現れ彼女と結ばれそうになったところで目が覚めた

少しだけ後ろ髪を引かれながら出勤の準備する

台風5号が四国に向かっている

台風の影響かうねった風が吹いている

東北地方では今日が七夕だ

東京ではまだ雨は降ってない

を願う

とある方のblogに目が止まり

何度も何度も読み返してるうちに

長男の明日は何曜日?

この質問を受けている彼女の気持ちの声が聞こえてきた

稀に声が聞こえてくるblogに出会うことが有ります

長男との毎日テーマ小説

2013-05-0914:30:54

愛する者

ずっしりと重い買い物袋を左腕にまとめるのももどかしく、私は玄関の鍵をこじ開けた。扉を開けてすぐ目に付く所に、大小二足の運動靴が窮屈そうに、しかし爪先をきちんと前にして並んでいる。

私は安堵すると同時に、腕に食い込む買い物袋を振り払う様に降ろしながら、顔だけ廊下の突き当たりのリビングの方に向け、

ただいま

と大声で叫んだ。

ここに来て、ようやくテレビの音がガチャガチャと聞こえてくる。

先に次男が大慌てで廊下を走って来た。私が先程降ろした買い物袋を見つけると、

と、言いながらガサガサと袋を開ける。食べれそうな物を確認し、

コレ、食べていい

に対する私の答えも聞かずに、次男は買い物袋を全てズルズルとリビングへと引き摺って行った。

遅れて長男が、靴を脱ぎ揃える玄関の私の所にやって来た。彼はいつもの様に、右手にバトミントンのラケットを持っている。ここの所、家族の言う彼のマイブームはラケットだ。もう何年もの間、彼は右手に何かを手にしている。そしてその手は左手の平を叩く様に、絶えずリズムを打っている。長男は家にいるほとんどの間そうしているので、冬の深まる頃、彼の左手の平はそれに耐え切れずひび割れてしまう。

それでも彼はその動作を止めない。

そしてその肩には、ちょこんとセキセイインコが乗っている。頭の黄色以外、全身のほとんどが水色の羽根で覆われた彼女の世話をするのが長男の役目だ。彼は帰宅すると何よりも先にリビングの窓辺にある鳥籠の所に行き、彼女を出して肩に乗せる。彼女も家族の誰よりも、好んで長男の肩に乗る。

長男は次男に遅れをとった事を申し訳なく思っているのだろう。

ごめんね、お母さん。お帰り。

と言い終わらないうちに、私に背を向け次男の荷物を追い掛けた。

僕もお母さんのお手伝いをする!

彼の背中が丸く屈み込みながら叫んでいた。

私は自分の靴を子供達のそれの横に並べ、アクセサリー類を外し所定の位置に戻していった。出掛ける時は付けていなければ何と無く心地の悪いそれらだが、片付ける時はとても面倒に思う。

そうしているうちに、口いっぱいに菓子パンを頬張った長男が私の側にやって来た。よくもここまでと思う位、顔中をパンだらけにし、いつもの様に彼は私に質問をする。

お母さん、明日何曜日

今日は何曜日だっけ

とだけ返し、私は忙しさを強調する様な素早い動きでベランダの洗濯物を取り入れにかかったが、彼は諦めない。

お母さん、明日何曜日

私は取り入れた洗濯物をそれぞれに片付けながら、家中をくるくると動き回ったが、彼はピッタリと私から離れずに台所まで付いて来た。

長男の背丈はこの夏に数センチ伸び、私のそれを追い越していたが、狭い台所であろうと彼はラケットでリズムを刻みながら同じ質問を繰り返した。

私はここで初めて動きを止め、冷蔵庫に貼ってあるカレンダーを指差し曜日の説明をしようとしたが、長男はそれを制する様に、私の声に同じ質問を重ねた。

いつもと変わりなく時間が過ぎる。いつもと同じ、我が家の光景。

だが、私の心は違う。私の心は揺れる。それは日違う。

どうして解ろうとしてくれない?

何で話しを聞いてくれない?

心はグラグラと揺れる。熱く、生しく揺れる。前に進めないもどかしさが私の心を熱く覆い、グラグラと揺らすのだ。

長男の質問は長男の悲鳴だ。止まらないその手の動きも。質問の多さは、彼の悲鳴の重なりだ。

学校という社会は、彼にとって闇のトンネルだ。周りが何を言っているのか解らない。言葉が上手く伝わらない。思いが全然届かない。不安だらけのトンネルなのだ。

彼の欲しい答えは土曜日と日曜日。彼はそれが聞きたくて、トンネルから逃げたくて、毎日質問を続ける。

辛いね。と抱き締めたくなる。だが、出来ない。何とか頑張って欲しいと、どうしても願ってしまう。

毎日は、どうしてこんなにも長男にとって辛いものなのだろう。闇のトンネルは、一体何処まで続くのだろう。

愛する者。私の心は熱く揺れる。それでも私はあなたの側に居たい。あなたが望むのであれば、あなたの不安が消えるまで、あなたの側から離れない。

愛する者。私の心は揺れるけど、それでも私はあなたの事を、ずっとずっと愛している。

広告を非表示にする